愛とは決して○○しないこと
美容院帰りのみどりはまっすぐ雄太の実家へ。

「ただいま戻りました。お義母さん、ご飯支度間に合わなくてすみません。」とリビングへ。

「「みどりちゃんおかえり」」とお義父さんとお義母さんが笑顔で迎えてくれた。

「混んでて遅くなりました。途中でシュウマイと餃子も美味しそうなので買ってきたんです。
雄太さんは帰って来ましたか?」

「うん。なんかね、重役さんの他にも昨日の支社長さんや総務部長さんと人事部長も本社と大阪支社からも来たみたいよ?」

「事情説明をしたらしいし、原田先生からも岡安家の訴訟について説明したらしい。
俺なら懲戒解雇!本人とマンションの管理会社にも慰謝料請求! だな。」

「みどりちゃん、雄太ね着替えに戻ったのまたコッチにくるわよ。」

「そういえば母さん。披露宴の方は大丈夫なのか?」

「大丈夫なんだよね〜みどりちゃん。」

「はい。物すごく順調です。返信ハガキも少しずつ戻ってきてます。ね、お義母さん!」

と2人でニコニコしでるのを見た龍太は、
みどりちゃんがお嫁さんで本当に良かったと思っていた。

「新婚旅行は?」

「はい。お義母さんとガイドブック見ながらプランを立てて、雄太さんにも見てもらったんです。
ローマのホテルは決めました。少しずつ相談しながら決めて、ネットから予約します。」

「どこへ行くの?ローマだからイタリア一周とかか?」

「お父さん、雄太とみどりちゃんはすごくのよ〜
ナポリ、ローマ、ニューヨーク、ハワイなのよ!」

「え〜〜。随分と周るね〜」

「はい。私は古い映画が好きで、〈太〇がいっぱい〉、〈ローマの○日〉、〈ある〇の詩〉そしてのんびり最後に温かいハワイです。」

「お〜なるほど…」

「赤ちゃんがいたらヨーロッパへ旅行はなかなか行けないから思いっ切り楽しんでらっしゃいよ。ね!」

「ありがとうございます。こんなワガママなプランなのに雄太さんも賛成してくれて本当にありがたいです。」
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