愛とは決して○○しないこと
「それと、大変失礼な質問ですが、みどりちゃんのお父さんはあと何年で定年ですか?」

「今年、58歳で再来年が一応定年なんです。」

「じゃあ、定年されたら雄太のマンションの管理人さんになりませんか?
家賃と光熱費タダです。お給料はそんなに高くありませんけどね。
そうすれば、今のお宅を貸して家賃収入や売却でもいいし…
みどりちゃんもお父さんとお母さんの近くだと安心ですしね。管理人を定年退職したら雄太の2LDKに住めば良いしね。」

「雄太くんの、マンションの管理人……」

「わが社の管理人さんの定年は70歳なんです。」

「役場を定年退職して10年間は社員として働く事が出来ます。
急にかなえさんの仕事の話やお父さんとお母さんさんの定年退職後の話しをして申し訳ございません。
でも、みどりちゃんにも赤ちゃんができれば近くだと会えると思って…ハハ。
少し考えてみて下さい。」

「はい。みどりや雄太くん、そしてかなえとも良く相談させて頂きますか?」

「はい。2年後にご近所さんになれるといいですなぁ〜ハハ」

「みどりちゃん、お義母さんにもお手伝いしていただこうかしら…」

「はい!お母さん。今日は焼き肉でね、
これから孝太さんも帰ってくるし、健太さんも来るのよ。一緒に食べようね」

「はい。じゃあお手伝いしますね。」と女3人でキッチンへ。
< 159 / 222 >

この作品をシェア

pagetop