愛とは決して○○しないこと
ナポリに戻り夕飯のレストランは、ガイドブックに載っていた所にした。

「雄太がイタリア語話せるから安心。
ありがとう。英語なら私も何とか話せるんだけどなあ……」

「小学生から中学にかけて、学校のテストに関係ないイタリア語も、ここで役に立つとは思わなかったよ。
アンドレアって名前の奴だったけど、今はどこで何をしてるんだろうな」

「日本語の通訳とか日本企業で働いてたりしてね？」

「ああ、そうだといいなぁ…
あ、みどり見て、太陽が沈むよ。
おとといまでイベントでバタバタしてたから、癒されるなぁ〜」

「そうだね。」

「それとさ〜、今夜からその〜…」

「ん？」

「赤ちゃんができるように頑張るからオレ！」

「え、あ、うん…」と恥ずかしがってるみどり。

「じゃあ、少しブラブラして何かお土産も買おうよ」

「そうだね。記念になるモノを買いたいなぁ」

「明日は船でカプリ島で青の洞窟とアマルフィ海岸へ行ってポンペイを見学してナポリに戻るから盛りだくさんで移動距離もあるな。」

「うん。明日も晴れてくれたら青の洞窟が見れるけど、高波とかだと行っても洞窟に入れないってガイドブックに書いてたよね」

「きっと大丈夫！《ヘンテコ神様》がいるからさ！」

「まだ言ってるぅ〜、もうそれは言わないでって言ってるでしょう〜」

「ハハ」

その後、お土産店を見たりしながら手を繋いでホテルまで戻った。
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