愛とは決して○○しないこと
レストランのウェーターさんにツレが来れなくなったのでキャンセルをお願いしたら、一瞬びっくりしてから『畏まりました。』と丁寧に出口まだ見送ってくれた。

惨めな気持ちで、智也からのメールに深く傷つきフランスレストランから何も食べずに帰ってきた。

結局コンビニでおにぎりを買ってウチで食べ、虚しさが湧いてきた…

最近の私たちは、なんでこうなっちゃうんだろう。
智也は私と結婚したくないという事… かぁ…ハハ。
またメールを読み返してみた。

『最近のみどりは友達の結婚式の話しで俺にプレッシャーかけてくるけど、俺は結婚はまだしない!
そんなに結婚焦ってるなら違う男を探せばいい』

プレッシャーとか結婚を焦ってると思われてるのか…
だって2歳年下の妹だって秋に結婚するんだよ!
私だって密かに子供を産むなら20代で。とも思ってた!
悪かったわね!こんな女で!

7年も付き合ってるのに、何も私の事をわかってないと虚しい気持ちになりポロポロと泣けてきた。

智也の仕事の邪魔はしたくないと思ってるから、我慢だってしてきたつもり。
でも…やっぱり好きだから向こうから謝ってきたりすると許してきた。

ふん!
明日は同期の飲み会もあるから気を取り直してお風呂に入って寝よう。

******

そして今朝、携帯の電源をつけてみたら…
智也からのメールも電話の履歴も無かった。

これが智也の答えなのかもしれない。
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