愛とは決して○○しないこと
そして、お茶を飲んでいる時にかなえから、
「お義兄さんとお姉ちゃんに相談なんだけど…
頬の傷を外科の先生と相談して美容整形で傷がわからなくなる手術を受ける事になりそうなの。」
「かなえさん、傷痕が残らない手術?」
「うん。外科の先生の紹介状を持って東京の美容整形外科で手術になりそうだから、申し訳ないんだけど…
お義兄さんさんのマンションにしばらく滞在させて欲しいんです。」
「それと…雄太さん、私もかなえの付き添いで一緒にお願いします。」とウチのお母さんにも頼まれた雄太。
「はい。大丈夫ですよ。いつでも大丈夫ですから」
「「ありがとうございます」」
「それとな雄太くん。
以前、お義父さんからのお話で雄太くんのマンションの管理人のお話なんだが…
俺が定年退職したらお願いしたいと思っているんだ。
そして、かなえもお義父さんの会社の経理部に働かせていただきたいんだが…」
「はい。じゃあかなえさんは手術して落ち着いてからですね。
そしてお義父さんたちは再来年の春からですね。
こちらのお家は?…」
「ココはしばらく人に貸すつもりで、その後は売却しようかどうするか考え中なんだ。」
「そうですか。俺も親父に帰ったら話しをしますし、また連絡します。」
「すまないなぁ」
「とんでもないです。近くに来ていただけるとみどりも俺も安心ですから」
とお父さんとお母さんさんも定年退職後の事も決めたようだった。
かなえも都会で心機一転したら元気になるだろうとみどりは思った。
いろんな話しもして私と雄太は1泊した実家からマンションへ帰ってきた。