愛とは決して○○しないこと

電車を降りてから上条に
「なぁ上条、東川と佐野の結婚祝いをさ、俺と上条と三田の3人でお金出し合って買わないか?」

「そうだね!3人でお金を出せば結構いいモノ買えるもんね。うん!そうしよう。」

「じゃあ佐野に欲しいものあるか聞いた方がいいよなぁ〜」

「ふふふ。もう私がリサーチ済みですよ〜」

「何?」

「電気圧力鍋!だよ」

「電気圧力鍋……」

「きんぴらなんか3分くらいでできるんだって!
すごくよね!働く主婦のミカタだよね。」

「じゃあさ、三田に話しをしておくから週末家電量販店に見に行ってみない?」

「うん。私家電量販店大好きなんだよね〜」

「へぇ、なんか以外だなぁ」

「そう?冷蔵庫とか昔と違って進化してるからワクワクするのよ〜」

「じゃあ、土曜日にする?」

「あ、岡安くんて映画好き?昔の名作なんだけど」

「映画は大学の頃は良く友達と行ったなぁ。ま、俺はアクションとミステリーが好きだけどな!」

「じゃあ、ダメかなぁ。土曜日にミニシアターで《太○がいっぱい》をやるから観に行くつもりだったから〜家電は日曜日にする?」

「《太○がいっぱい》ってリメイクされなかった?」

「されたよ。知ってるの?」

「リメイク版は観たことあるわ。その元々のを上条は観に行くの?」

「うん!アラ○ド○ンの大ファンなの…」

「へぇ。じゃあ俺も行く。」

「本当?無理してない?大丈夫?」

「ハハ。上条のそんな必死な姿初めてかもな」

「え? だって今は映画館で観る人少ないし…」

「でも上条は映画館で観るのが好きなんだろ?」

「そうなの。音もテレビで観るより迫力もあるし大きな画面で観てると自分が主人公になった気分になれるからかなぁ〜」

「なぁ、いろんな映画観てるんだろ?今度さ名作でおすすめが映画館でやる時は連れて行ってくれよ。
やっぱり名作を観ると人生にプラスになるような気がしてきたからさ。」

「うん。わかった。
岡安くんは半年しかコッチにいないから私も調べておくね! でも、絶対に無理しないでね」

「ああ。わかった。ヨロシク〜
俺はコンビニ寄ってから行くから先に行ってて」

「うん。三田くんに聞いておいてね」

「ああ。じゃあ」
と岡安くんはコンビニへ向かった。
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