愛とは決して○○しないこと

「ゴメン！上条お待たせ。」

「うん。岡安くんパソコン良かったね」

「うん。じゃあキッチン家電へ行こう。
あのさ、買ったら東川のマンションに送るの？」

「舞に聞いたら、来月新しく2人で住むマンションに引っ越しするんだって、だから暫く落ち着くまで私の所に置いて置いてって言われたのよ」

「じゃあマンション引っ越してから届くようにした方が良くない？」

「そうする？」

「俺、東川に電話するわ」

〜…〜…
「もしもし、東川。結婚のお祝いなんだけどさ〜……………
うん。そうさせてもらうわ。ゴメンなああ。
じゃあ。」ピッ！

「やっぱり、東川もマンション引っ越してからが良いって言ってたわ」

「そっかぁ。じゃあ今日は下見だけど、舞からメーカーも指定されてるからラクなの」

「さすが、佐野はしっかりしてんなぁ〜ハハ」

2人でキッチン家電のコーナーへ。
炊飯器やレンジなど見ながら、電気圧力鍋コーナーへやってきた。

「何、何〜」と岡安くんはパネルの電気圧力鍋の説明を見ている。

「は？カレーが10分？　マジで〜コレは便利だな… こんな事になっているのか今の日本人のキッチンは……」とビックリしていた。

「あ、舞が欲しいって言ってたのはコレだけど…
コレも新型が出たのかなぁ〜」

「どれ？コレ？　そうだなコッチが今までのでコレが最新型…どこが進化したんだ？」
と真剣に説明書を読んでいる岡安くん。

「上条。最新型はコンパクトになった上、作れるメニューが増えて、電気代も経済的になったらしいぞ。」

「進化したのかぁ」

「値段も１万しか違わないし最新型にしよう」

「うん。そうしよう。」

「写メって三田にも見せるわ」パシャ☆

「うん。私も舞に確認のため写真撮るね」パシャ☆

「よし、今日はここまでだな。また来月来よう」

「うん。」

「お茶でも飲んで帰ろう」

「うん。」