愛とは決して○○しないこと
レストランで別れて私と岡安くんは駅に向かった。

「なあ、上条。あそこでコーヒーとケーキ食べない?」

「ケーキ食べたいけど…こんな時間に食べたら太るよ〜」

「そっか。じゃあコーヒーだけにしようか?」

「うん。そうしようか」

コーヒー店で私は牛乳たっぷりのカフェ・オ・レにした。
岡安くんは抹茶ラテにしていた。

奥の席しか空いてなかったのでそこへ座る。

熱々のカフェ・オ・レをフーフーしてからひと口のむ。
じわ〜と体が温かくなった。

「美味しい…温まる〜」

「上条。大丈夫か?さっきの佐野の話…」

「うん。舞が今忙しいし全然話しをしてなかったしね。
岡安くんも、私と彼は変なカップルだと思わなかった?」

「……三田が言ってたようにいろんなカップや夫婦がいるよ?」

「うん。あ…どうしよう……
岡安くんは話しやすいから私の悩みを聞いてもらおうかなぁ…」

「ああ。聞く」

「何から話せばいいのかなぁ。」
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