愛とは決して○○しないこと

お昼は舞と社員食堂で食べていると携帯にメールが入った。
私は一瞬、〈智也から?〉と思ったが、岡安くんからだった。

ちょっとホッとして内容を読むと…

《ヘンテコ神様へ》

ヘンテコ神様がおまじないしたパソコンで企画案を提出したら、採用されました!!
キャンペーン会場の企画です。
俺の企画した秋のキャンペーン会場へ《ヘンテコ神様》を招待したいと思ってます。
《ヘンテコ神様》のご利益…最強だわハハ。

という。いい知らせだった。

「みどり、ニコニコしてるけど誰から?」

「岡安くん。企画案が採用されるみたい」

「スゴイね岡安くん。確かプロジェクトの中で一番年下らしいのに…
うちの直人も頑張って欲しいわぁ〜」

「東川くんだって、営業でいつも成績良いじゃあない。私たちの同期はエリートだと思うな私。」

「ありがとう〜みどり。そうだよね!
直人はエリート、スゴイぞ直人!って私だけでも応援しよう」

「そうだよ〜愛する舞から応援されたらもっと頑張っちゃうかもね。ふふふ」

「うん。応援する私。ふふふ」

「いつも言葉にして言ってたら、そうなると思うもん!さすが舞だなぁ。東川くんは出世するよ〜」

「へへへ。
でも浮気したらぶっ殺す!」
と舞と楽しく食べていた。

岡安くんの企画が採用されて本当に良かった。
おめでとう。
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