愛とは決して○○しないこと
電気圧力鍋を購入し、私たちが引っ越し手伝いをする日に配送してもらう手配をした。

岡安くんは、東川くんにも確認の電話をしていた。

この後食事しよう言われたので行くと返事しながら、宅配の送り状を記入した私。

「よし。岡安くん控えも受け取ったし終わったよ〜」

「サンキュー。じゃあ、今日はイタリアンにします。」

「うん。」

と言って外に出ると夕方になっていた。
岡安くんと歩いて行くと…
ランチバイキングのホテルだった。

岡安くんはそのホテルのエレベーターに乗り、上の階のボタンを押した。

「ホテルのイタリアンレストランなの？」

「うん。ここ美味いんだよ。時々家族で食べに来るんだ」

「へぇ〜。」

レストランの入口で黒服を着た年配の方が、
「いらっしゃいませ。お久しぶりですね雄太様」

「お久しぶりです。佐藤さん。今日は宜しくお願いします」

「かしこまりました。ご案内致します。」
とついて行くと、なんと個室！
黒服佐藤さんは私に椅子を引いて座らせてくれた。

「ありがとうございます。」

「いえ」

岡安くんが自分で座ったのを見て、

「では本日はいかがなさいますか？」

「じゃあ、いつものでお願いします」

「かしこまりました。ワインはいかがなさいますか？」

「上条。ワインにする？ジュース？」

「白ワインのグラスにする」

「飲みやすい白ワインをグラスで2つお願いします」

「かしこまりました。少々お待ちくださいませ。」
と黒服佐藤さんは出て行った。
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