愛とは決して○○しないこと
「なぁ、【愛とは決して後悔しないこと】だろ?
俺じゃあダメかぁ?……
……悪かったなゴメン。」
みどりはハッ!っとした。
あの喫茶店でこんな全てを包み込むような愛の言葉を私も言われてみたいもんだわ〜と思ったからだ。
「違う!
違うの… 岡安くんは本当に素敵だから戸惑ってる…
本当に、本当に私でいいのね?」
「俺は 上条 みどりがいいんだ。
上条 みどりさん。
俺の嫁さんになって下さい。」
その言葉にみどりは泣きながら
「ゔ…う… 私を包み込んでくれて、心配してくれて、甘えさせてくれる岡安くんが素敵だと思い始めてたの……本当に宜しくお願いします」
「ヤッタ!! 取消はなしだからな!
じゃあ。左手を出して…」
と言って雄太はみどりの薬指に婚約指輪を嵌めた。
それを見つめていたみどりは涙が止まらない。
「ありがとう…岡安くん。本当ありがとう…」
「俺の方が嬉しくて心臓が飛び出るくらいドキドキしてる。ホラ!」
と言ってみどりの手を掴み自分の胸に当てた。
ドックンドックンとすごい速さドキドキしてるのを手のひらで感じたみどり。
またビックリして雄太の顔をみると…
満面の笑みを浮かべていた。
私も嬉しくなって泣きながら笑顔になった。