愛とは決して○○しないこと
「ごめんなさいね。お待たせしました。
コーヒーにしたわよ。さぁ、岡安さん、お父さん、みどりね」
「お父さん、お母さん、
私からご挨拶させていただきます。
私は、岡安 雄太〈おかやす ゆうた〉と申します。
みどりさんとは同じ歳で同期入社で研修のグループが同じでその同期たちとも仲良くしております。
入社後、本社に3年。今は大阪支社に勤務しておりますが、3月から半年間本社でプロジェクトメンバーとして出向しております。
この度、みどりさんに結婚の申し込みを致しまして、受けていただきましたのでご両親に結婚の承諾をいただきたく伺いました。
どうかみどりさんを私のお嫁さんに下さい。
お願いします!」
「みどり、お前はどうなんだ?」
「最初はビックリしたんだけど、岡安くんは思いやりがあって優しい人だし、私はいつも頼ってるの。
それに私の事をキチンと見てくれる人よ。
だから岡安雄太さんと結婚したら温かい家庭が築けると思ったからプロポーズを受けたの」
「そうかあ。わかった。母さんはどうだ?」