愛とは決して○○しないこと
「あの、失礼で申し訳ないんですが…
ご両親は何をされてるのかしら?」
「あ、父は地元で不動産会社を経営しております。
母は専業主婦で弟が2人います。
すぐ下の弟は公認会計事務所勤務で、
末の弟は国立大学の法学部で弁護士を目指しております。」
「じゃあ、長男の君はお父さんの会社へは入らなかったのかい?」
「はい…今の会社とは全然違う業種なのですが…
私が30歳になったら父の会社へ入り経営に携わる予定です。」
「それに雄太は、ウチの会社の仕事だって大変なのにお父さんの会社の勉強もしてるのよ」
「ほう…努力してるんだなぁ」
「背が高いですけど、スポーツは何をされてたの?」
「剣道を小学1年生から大学までやってました。
今は、忙しくてなかなか稽古できません」
「剣道!すごいね。」
お父さんとお母さんは顔を見合わせて頷いていた。
「2人ともおめでとう。2人で温かい家庭を作るんだぞ。」
「お父さん、お母さん。ありがとうございます!
みどりさんとお互いを思いやりながら温かい家庭を築きます!
ありがとうございます。」
「お父さん、お母さんありがとう。
雄太さんと、雄太さんの家族も大切に温かい家庭を目指して頑張るね。」
「うん。頑張れな」
「おめでとう。」