愛とは決して○○しないこと
新幹線の中で雄太に相談した。
「ねぇ雄太。今月中に引っ越しだとすぐに見積もりに来てもらわないとダメだね。」

「そうだな。荷造りも女性スタッフが作業するのにするつもり。あまり時間もないしさ」

「うん、時間ないから助かるありがとう。
あとね。雄太の部屋も見に行きたいな。」

「ああ。みどりのウチになるから鍵も渡す。
俺の希望としては〜引っ越し前から俺の部屋にいて欲しいなぁ。」

「うん。じゃあ平日に少しずつ洋服も持って雄太のマンションに行く。
引っ越しの準備もあるけど、できるだけ雄太と夕飯食べたいもん。」

「うん。でも引っ越しまでは無理しない事!」

「ありがとう。やっぱり雄太には甘えちゃうな私。」

「甘えてもらえると俺も嬉しいんだ。
だって、それだけみどりが俺を信頼してくれてるって事だろ?」

「うん。雄太にはつい頼ってしまうし何でも話せるの。ありがとう」

「どういたしまして。絶対に我慢しないで欲しいんだ。
俺だって弱音吐く事もあるからその時は話を聞いて欲しい。
そして、俺は会話の多い夫婦になりたいんだ」

「うん。楽しい事も苦しい事も辛い事も2人で乗り越えていきたい」

「うん。」
雄太との会話は私の心を満たしてくれる。
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