愛とは決して○○しないこと
玄関へ緊張ぎみのみどり。

雄太はピンポンも押したが、玄関の鍵を開けて中へ入っていく。

「ただいま!上条みどりさんを連れて来たよ〜」

「いらっしゃい!待ってたのよ〜」と廊下を走ってきたお母さん。

「あ、初めまして上条みどりです。」

「初めまして。雄太の母の由紀江〈ゆきえ〉です!
さぁ、疲れてるのに呼びつけてごめんなさいね〜」

「母さん、玄関で話し込まないでさ〜中へ入れてよ」

「ハハ。ごめんなさい。スリッパ、スリッパ…」
とスリッパを出して下さり、リビングへ案内された。

「いらっしゃい。さぁそっちに2人で座って…」

「初めまして。私、上条 みどりと申します。
よろしくお願い致します。」とみどりはお辞儀した。
「それと、コレは実家の方の日本酒なんですが、良かったら召し上がって下さい」

「お!コレは有名な日本酒ですね。ありがとう、みどりさん。」

「俺はこのお菓子と餅も美味そうだから買って来たよ。孝太にも食べさせてやって」

「ああ。ありがとう。美味そうだな」

「みなさん、日本茶にしたわよ〜。
アラ!すごいお土産ね。ありがとう」

雄太の優しそうなご両親もニコニコしていた。
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