愛とは決して○○しないこと
「父さん、駅前のホテル予約したよ。」
「OK。みどりさんのご両親には、とんでもない日だと思われるな…
本当に申し訳ないなぁ…
すまないね。みどりさん」
「いいえ。」
「俺たちの我儘きいてくれてありがとう。
父さん、宜しくお願いします!」
「わかった。ふぅ〜。」
〜…〜…と雄太のお父さんは自己紹介してから、
丁寧にウチのお父さんに2人の結婚を許してもらった事をお礼した。
私のことも、素晴らしいお嬢さんがお嫁さんに来てもらえてありがたいと私の事も褒めてくれた。
そして、少しずつ説明が始まり……
結納は略式で4/27にウチの実家へ伺いたい事。
ゴールデンウィークの5/4にクルーズウェディングになる事。
船は8人乗りなので両家の両親と新郎新婦。
そして人前結婚式になると説明した。
お父さんは電話なのに頭を何度も下げている。
「本当に申し訳ございません。
そして、本当にありがとうございます。
細かい事はまた雄太やみどりさんから連絡が行くと思いますので宜しくお願いします。
はい。はい。ありがとうございました。
奥様にも宜しくお伝え下さい。では失礼致します。」ピッ!
「はぁ〜緊張した〜。
みどりさん、雄太。あちらのご両親はビックリなさっていたが、承諾して下さったよ。
良かったな。おめでとう」
「「ありがとうございます」」と2人は笑顔で頭を下げた。