愛とは決して○○しないこと
お父さんの携帯が鳴った。
〜…〜…
「もしもし富ちゃん? うん。ありがとう。
急な話なのに本当にありがとう。……〜……」と
お父さんと富ちゃんは打ち合わせをしていた。

「みんな、5/4の7:30〜ホテルでヘアメイクと着付けしてリムジンでマリーナへ。

たぶん11:00頃に船に乗り込んで、お前たちの誓いの言葉と飲み物をのみながら、三浦湾をぐる〜とまわるそうだ。
その後、またリムジンで戻って着替えてそのままレストランで食事になる。

みどりさんの妹さんには結納の時にお会い出来るので、その時も健太と孝太も連れて顔合わせもさせていただこう。」

「お兄ちゃん、みどりさん。良かったね。」

「ありがとうございます。お父さん。お母さん」

「本当にありがとう。親父。母さん。」

「さぁ、お茶がぬるくなっちゃったから入れ直してくるわね。」

「本当に雄太にはビックリだな。」

「ゴメン。そしてありがとう。」

その後、雄太さんが仮予約したリムジンの予約は、明日電話で予約する事になった。

みどりは、昨日プロポーズされたのに、あと1ヶ月もせずに雄太の奥さんになるなんて……

結婚もいつまでにしたい!と決断すると
ホテルや結婚式場だけじゃなくても結婚できるという経験を通して、雄太が本当に私と1日でも早く結婚したいという気持ちが嬉しくてまるで映画の主人公になったようだった。

雄太のお父さんもお母さんも、私達の為に動いて下さった。
本当にありがたい。
これからは雄太の家族と仲良くやっていこうと思ったみどり。
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