愛とは決して○○しないこと
〜…〜…
「は〜い、岡安どうした?」
「東川こんばんは!今佐野も一緒にいる?」
「うん。舞に用事?」
「あのさ、佐野にも聞いて欲しいからスピーカーにしてよ」
「うんわかった。ピッ。いいぞ〜どうした?」
「あのさ〜俺と上条は、ゴールデンウィークに結婚することになった。」
「…………えええ〜〜〜!!」
「ちょっと、岡安くん、どういう事?
みどりと何があったの?みどりの彼氏の智也くんは?」
「舞。私みどり。
あのね〜舞にはこの前も話した通り智也とは別れるって言ったでしょう?」
「うん。」
「それで、土曜日に直接会って別れようと思って連絡してもメールも電話もこなかったの。
最終的には手紙をマンションまで持っていったんだけど…
だいぶ前から別れるって決めてたから結構冷静だと思ってたけど、岡安くんがそばで支えてくれてたの…」
「岡安!マジで上条さんが別れてからプロポーズしたのか?」
「うん。でさ、俺どうしてもプロジェクト終わったらみどりを妻として大阪へ連れて行きたくてさ〜。
今日みどりの実家にも挨拶したし、
ウチの両親にも紹介したんだけど…
2週間後に略式だけど結納して、沖縄で家族だけの結婚式をしようと思ってたんだけどさ〜
ゴールデンウィークだから難しいだろうってウチの親父に言われて、
親父の親友のクルーザーで両家の両親と俺とみどりで5/4に人前結婚式にする事にしたんだ。」
「はぁ〜〜?じゃあ、5/5には入籍して夫婦なの?」
「うん。9月のプロジェクトが終わったら、披露宴パーティーをしようと思ってる。
だから、東川と佐野の引っ越し手伝いは俺もみどりも出来ないんだよ。
本当にゴメン。」
「みどり。おめでとう!!」
「ありがとう舞! あまりのスピードで私も目が回りそうだけど、すごく幸せなの。」
「岡安くん。みどりは辛い恋愛だったから幸せにしてあげてね!
多分岡安くんなら大丈夫だと思うけどさ!」
「うん。」
「岡安、話しはわかった。
明日三田も一緒に飲み会な!
三田には俺から電話するからさ。」
「うん。よろしく頼む。じゃあ」
「おめでとう!岡安、上条さん。
みんなで幸せになろうな!
みどり!本当におめでとう!」
「うん。ありがとう。
それと舞、私5月末で退職しようと思ってるの…ゴメン」
「マジ? あ、大阪の準備や披露宴の準備もあるもんね〜。
うん。また明日三田くんも一緒にゆっくり話そうね。じゃあおやすみ〜」ピッ!