愛とは決して○○しないこと

「……そうだったんだ…これからはたくさん会話して、ケンカしても意見がぶつかっても良く話しをして歩み寄る事って大切だと俺は思うんだ。」

「うん。本当だね。
【愛とは決して後悔しないこと】
プロポーズで雄太はこのセリフを言ってくれたでしょう?」

「うん。」

「あの日、あの喫茶店で当時のパンフレットを私は見てたの。
そして私…
『こんな全てを包み込むような愛の言葉を私も言われてみたいもんだわ〜』って思ったの…
そしたら雄太が言ってくれてビックリした。

雄太は7年間付き合ってた彼氏と別れる私を、包み込む覚悟でプロポーズしてくれてるって思ったら感動しちゃった。本当にこの人とならこれからの人生を共に歩んでいきたいって思ったの」

「そうだったのか」

「うん。だから私も雄太を支えていきたいし、ご両親や家族みんなとも仲良くできるように努力します。どうぞ宜しくお願いします」

「こちらこそ、結婚もこんな感じになって申し訳ないんだけど、俺は絶対にみどりを離したくない。
さっきも言ったけどこれからは遠慮なくみどりとイチャイチャするからな!よろしく」

くすくす2人で笑った。
食後も皿洗いを手伝ってくれ、リビングのソファーでコーヒーを飲むのもベッタリと私の横に座り、
私の髪の毛をいじったりしてる。
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