闇が渦巻く世界の果てで


多分もう、私は逃げられないんだろうな───


私を拘束したままどこかに行ったトールさんに、もう抵抗する気なんて残っていなかった。


あぁ、けど


こんな辛い生活なら、死んじゃった方が良いんじゃないかな───?


躊躇いなんてなかった。


自分が使える中で1番死にやすい魔力を自分に向けて放つ。

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