私の気持ちを思い知れ
早すぎる進展に私は追いつけないでいる。
とりあえず寮前に来た私たちは、彼の一言で別々の道を歩く。
連絡先をゲット出来たのは良いことだ。
これで彼と連絡を取りたい時に、彼と話せる。
私の携帯の連絡帳に、1人の連絡先が追加された。
特に友達を作ろうとしないので、連絡したい人がすぐに見つかる。
<俺は今帰り着いた。
突然だけど、今度週末にどこか一緒に行かないか?
秋月さんの行きたい所に行こう>
突然彼からメッセージが届いた。
こんなやり取りは、彼にとってはもう慣れっ子なのであろう。
今朝も2人の女の先輩と仲良さそうに歩いていたし。
彼の中で次のターゲットは私ってわけか。
私のクラスの女子は、氷室が女の子をとっかえひっかえしていると噂をしていた。