私の気持ちを思い知れ
ほいじゃあ皆さん、今日も気をつけて帰るようにー」
…早速今日から時間が奪われるのか。
まぁ今日はアイツ…。秋月…と何も約束してなかったからいいか。
家に帰っても、そこまでやることは無いし。
「…じゃあ今日からよろしくお願いします。
今日の所はここまでにしておきます。
次はまた明日の放課後、この生徒会室に集まってください。
では、皆さん帰りましょう」
簡単な自己紹介を終えた生徒会を、俺はここで終了させた。
俺が生徒会長なので、主に指揮を取らなければならない。
突然の集合が気に食わなかった俺は、今日の所はさっさと終わらせた。
きっと他の人も同じ気持ちであろう。
「…君は確か、生徒会長かね?」
生徒会室の鍵を返却していると、学校の警備員から声をかけられた。