私の気持ちを思い知れ
「秋月…。まさかアイツ?
そういえばアイツの名前…知らなかったな…
って、そんなことっ!!!!」
俺の知らない秋月さんの荷物が散乱しているにしろ、俺は急いで用具室の施錠されている鍵を開けた。
用具室を開けて、中の電気を点けた。
電気をつけても、シーンとしている。
自分の早とちりなのか…?と一瞬思う。
不気味な雰囲気を感じた俺だが、奥まで見てみることにする。
すると横たわっている女の子を見つけてしまった。
「・・秋月!!?」
俺は見覚えのあるその女の子に、駆け寄り声をかけた。
彼女は意識を失っていた。
その上着ていた制服は汚れていて、少しはだけている。
それも気にせず顔を見てみると、やはり俺の知ってる秋月だった。
俺はこの状況に、動揺してしまっていた。