私の気持ちを思い知れ
日々何とか生きていく中で、私もお姉ちゃんと同じ道を選択することにした。

普通に生きるのが辛すぎる。

最後にと思って、久しぶりにお姉ちゃんの部屋に入った。

亡くなったあの日から、そのままにしている。

母もどうやらお姉ちゃんの死を簡単に受け止められず、姉の部屋に入れずにいる。


心に何も感情を持たず、私は姉の部屋を見渡した。

何もかもが懐かしい。

ふと目に入る姉が使っていた教科書やノート達。

その中になるべく目に入らないように仕舞われているものがあった。

私はそれらを抜き出し、中を開いてみた。

「わぁ!」

思わずびっくりして、教科書を落としてしまった私。

普通の教科書と思っていたそれには、沢山の落書きがされていた。

マジックで、ブスや根暗、運動音痴など心に突き刺さる文字が書いてあった。
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