愛しているから 好きにしろ
お婆さまにもこの間、もう少し達也の仕事や会社について知った方がいいと思うと言われたんだった。
「わかりました。先輩の言うとおりにします。会社について仕事をしながら勉強していきます。でも、結婚したら自由に書かせてくれるって言う約束、絶対ですよ。契約書書いてもらおうかな?」
「奈由、結婚したら子供作るからな。仕事もしばらくは出来ないかも知れないぞ。」
「別に、PCあれば記事は書けるし。子供寝てからやるからいいもん。詩乃も子供寝てから色々してるって言ってたし。」
「原口さん、相変わらずお前にろくなこと教えないヤツだな。」
「詩乃は男女のことや子供のこととか何でも知ってる。私が最初晴人と経験なくて悩んでたときも色々……」
あ、しまった。余計なこと言っちゃった。わたしって馬鹿。
「……色々なんだ?え?お前、俺を怒らせたいのか?俺の人生で唯一の後悔はあいつにお前を最初にやったことだ!!」
覆い被さってきた先輩は私をベッドに倒すと、すごい勢いでまた私を食べ出した。
「……あ、ダメ、ん、ちょ、ちょっと待って……あ……」
「お前は俺のモノだ。永遠に……」
いつになく、何度も激しく私を求める先輩。
でも、イヤじゃない。だって、私も先輩を好きなの。
「……あ、先輩好き……あ、あ、」
「……奈由、あーお前は……今どうして言うんだ、止まれなくなる……」
その週末は、家から一歩も出ずに、私の買ってあった食材で彼が美味しい料理を作って食べさせてくれた。
お風呂に入り、食べて少し休むとまた……。先輩のゆりかごの中に入れられる。
丸々二日、昼夜関係なく鷹に食べられてしまい、子リスは骨も残らない週末だった。