乳がん一年生

EC療法1回目

朝の受付で、少々トラブルメーカーのような女性が騒いでいて、彼女の言動に心の中でツッコミつつ、私の治療もスタート。
まずは採血をし、採血結果を見て先生が今日の治療を決定する流れです。
そして点滴でお薬を入れていきます。
EC療法の場合、点滴時間はだいたい40分程度。
途中、薬剤師の方も様子を見に来てくれたり、看護師さんもたびたび様子を見に来てくださるので、あっという間に終わりました。
といっても、受付⇒採血まで20分ほど。採血⇒診察まで1時間。診察⇒点滴まで1時間、といった各ポイントでの待ち時間があったので、早朝病院へ行っても終わったのはお昼前でした。
そして、薬局で必ず飲む吐き気止めと、発熱があった場合に飲む抗生物質を処方してもらい帰宅。
抗生物質については、投与してから6~7日後くらいに白血球が一番下がってきて感染しやすくなるため、その場合に発熱したり風邪のような症状が出たら処方しているお薬を、症状がなくなっても飲み切ってくださいと言われました。
ただ、ジーラスタ(白血球の動きを促す注射)をした翌日に熱だけでた場合はジーラスタの副作用ということも考えられるため、少しだけ様子を見てほしいとも言われました。

帰宅後、昼食をすませぼーっとしていたら15時頃でしょうか。
なんだか体がしんどくなってきて、下痢と吐き気が襲ってきました。
下痢はしばらくしたら納まったのですが、吐き気は吐き気止めを飲んでも続きます。
嘔吐はなかったものの、投与から2日後の昼くらいまではずっと吐き気があってご飯も食べられない状態でした。
吐き気がだいぶ治まってきた2日目の昼から、ゼリーやバナナのようなものから食べられるようになってきましたが、次に私を襲ったのは立ち眩み。
元々貧血と低血圧なのも相まってか、動くたびにクラクラしていました。
投与から3日目。ジーラスタの注射の日なので病院へと向かわなければなりません。
しかし立ち眩みは昨日よりもひどく、母に支えてもらいながら病院へ行きました。
この日はだいぶ普通の食事を少量ではありますが食べられるように。
投与から4日目、血圧は低いままですが、食欲はしっかりあります。
この頃から副作用のひとつである便秘にも悩まされるように。
便秘は6日目に解消されたのですが、口の中がちょっと気持ち悪い感じが残っていて、後にひどい口内炎となりしばらく口の中やのどの奥の方まで痛い状態が続きました。

投与から1週間後には仕事にも行けそうなので行くことにしました。
1週間仕事に行って1週間お休みする。
私の場合、EC療法時にはこのスケジュールで生活をしていました。
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