【改訂版】かあさんの歌〜母子恋愛
第３話
次の日の深夜３時頃のであった…
アタシとゆうとさんは、香西北町《こうざいきたまち》の新興道路沿いにあるラブホを出たあと歩いてＪＲ高松駅へ向かった。
駅に到着したのは、朝５時に５分前であった。
ところ変わって、ＪＲ高松駅の予讃本線《よさんせん》のプラットホームにて…
ゆうとさんは、アタシに帰りの特急列車のチケットを渡した。
「これ、帰りの（特急の）チケットです。」
「ありがとう。」
「けいこさん。」
「なあに？」
「ぼく…けいこさんのことが好きになりました…女のはひとは…けいこさんだけと…訣《き》めた…けいこさん…好きです…大好きです…また…会いたいです!!」
ゆうとさんは、アタシに今の気持ちを伝えた。
アタシは、ゆうとさんにアタシのメアドを書いたメモを手渡した。
「これ、アタシのメアドよ…会いたくなったら、いつでもメールをしてね。」
「けいこさん。」
「松山《マッチャマ》に来たら、いつでも会えるわよ。」
「ありがとうございます。」
アタシは、ゆうとさんにあいさつをかわしたあと、始発の特急いしづち101号に乗り込んだ。
それから数分後、アタシが乗り込んだ特急列車が高松駅から出発した。
ゆうとさんは、列車が見えなくなるまで手をふってアタシを見送った。
（ピーッ、ゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトン…ゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトン…）
列車の自由席車両にて…
窓ぎわの席に座っているアタシは、昨夜《ゆうべ》ラブホで過ごした甘い時間に想いをはせた。
ゆうとさんは、シャワーを浴びに行こうとしたアタシの腕をつかんだあと、強引にベッドへ寝かせた。
ゆうとさんは、アタシを無理やりベッドに寝かせたあと激しいキスをした…
その後、アタシの衣服と下着を無理やり脱がして全裸《はだか》にした。
ゆうとさんは、全裸《はだか》のアタシに抱きついたあとアタシのふくよかな乳房《むね》で甘えていた。
聖母《せいぼ》になったアタシは、『よしよし…』と言いながら甘い吐息をもらした。
この時、アタシは16歳の時を思い出した。
アタシは、一人ぼっちで赤ちゃんを出産した。
「オギャー!!オギャー!!オギャー!!オギャー!!」
あの子が…
オギャーと泣きながらアタシを呼んでいた…
あの時…
アタシが産んだ男の子の赤ちゃんにつけた命名《なまえ》は…
『ゆうと』…
もしかしたら…
ゆうとさんは…
アタシが16の時に別れたあの子？
アタシは、ゆうとさんへの想いを強めた…
同時に、赤ちゃんと引き裂かれた悲しい過去に苦しんだ…
好き…
大好き…
ゆうとさんを…
愛してる…
だけど…
ゆうとさんがアタシの実の息子だと知ったら…
どうしよう…
アタシが特急列車《れっしゃ》に乗っていた頃であった。
ゆうとさんは、高松市円座町《しないえんざちょう》の家に朝帰《きたく》した。
ところ変わって、家の大広間にて…
ゆうとさんは、両親と兄夫婦の家族(夫婦と５歳の長女)とシングルのお姉さんと一緒に暮らしていた。
７人家族が食事をしているダイニングのテーブルには、白ごはんと白みそのお汁(おつい)とアジの開きときんぴらごぼうとたくあん漬けが並んでいた。
ゆうとさんの家の食事を作るのは、兄嫁さんであった。
「ごちそうさまでした。」
先に食事を終えたのは、兄夫婦である。
ゆうとさんのお兄さまはガソリンスタンドの店長さん、兄嫁さんはマルヨシセンター(スーパーストア)でパートさん…の共稼ぎ夫婦である。
兄夫婦は、長女を保育園に送った後それぞれの職場に出勤する。
兄夫婦の家族が出発した後、食卓に残っていたのはゆうとさんと両親とシングルのお姉さんであった。
ゆうとさんの父親は、シングルのお姉さんにあつかましい声で言うた。
「亜寿紗《あずさ》!!いつになったら先方さんに（お見合いの）返事をするのだ!!」
「またその話しぃ？…もうカンベンしてよぅ。」
「コラ!!親に対してなんてことを言うのだ!!」
「悪かったわね!!」
「亜寿紗《あずさ》!!おとーさんとおかーさんは急いでいるんだぞ!!」
「おとーさんとおかーさんは、なんで急いでいるのよ!?」
たまりかねたお母さまは、シングルのお姉さんに困った声で言うた。
「亜寿紗《あずさ》!!お父さんとお母さんは花嫁衣裳《はなよめいしょう》を着ている亜寿紗《あずさ》が見たいのよ!!」
「アタシが花嫁衣裳《はなよめいしょう》を着ている姿が見たいって、どういうことよ!?」
「それは、お父さんとお母さんの夢なのよ!!」
「お父さんとお母さんの夢は、それしかないのね!!…さみしいわね…それと、この前のお見合いの返事だけど…相手がマザコン男であることを理由におことわりするから…アタシだって、その気になればなーんでもできるわよ!!…フン!!」
「亜寿紗《あずさ》!!」
両親とシングルのお姉さんが言い争いをしていたのを聞いたゆうとさんは、イスから立ち上がったあと平手打ちでバーンとテーブルをたたいてイカクしたあと食卓から立ち去った。
ゆうとさんは、家を出たあと国道32号線の成合大橋の付近にあるマクドへバイトに行った。
ゆうとさんは、外でバイトをすることが中心の生活を送っていたので、家族と一緒に過ごす時間は１秒もなかった。
ゆうとさんは、朝の９時から明け方の４時までバイトをしていた。
ゆうとさんは、マクドの他にも居酒屋さんのチュウボウで皿洗いやガソリンスタンドで洗車など…４～５のバイトを掛け持ちしていた。
両親とシングルのお姉さんが怒鳴り合うことがばかりが続くから、家にいるのはイヤだ…
そんな中で、家族が仲良く暮らして行くのはできない…
ゆうとさんの気持ちは、日増しにすさんでいた。
その夜のことであった。
ゆうとさんは、菊池寛通《きくちかんどお》りにある居酒屋さんのチュウボウで皿洗いをしていた。
ゆうとさんは、ぼんやりとした表情を浮かべていた。
店のチーフは、ぼんやりしているゆうとさんに対して『おい!!しっかりとすみずみまで洗え!!』と怒鳴りつけた。
この日、ゆうとさんは思うように働くことができなかった。
ゆうとさんが居酒屋さんのチュウボウで皿洗いをしていた頃であった。
アタシは、松山市内にあるデリヘル店で働いていた。
アタシがフーゾクで働くようになったのは、ダンナの出向が決まった翌日からであった。
ダンナのお給料が減少したので、専業主婦をやめてフーゾクで働き始めた。
アタシがデリヘル店へ行く時間は、ダンナが勤務中の時であった。
しかし、この最近ダンナが家を空ける時が多くなったのでデリヘル店に入り浸りになった。
デリヘル店の他にも、三番町のファッションクラブでも働いていた。
ふたつの店を掛け持ちして不足分を補っていた。
話しは変わって…
松山市平田町の旧道沿いにあるラブボにて…
この日は、ラブホで予約の30代後半の男性客の相手をしていた。
アタシが在籍しているデリヘル店は、老舗《しにせ》のデリヘル店のグループのイメージデリヘル店である。
ひらたく言えば、イメプレ専門のデリヘル店である。
アタシは、ネイビーのホルターネックの三角スイムブラとビキニのスイムショーツの水着姿でお客様の相手をしていた。
お客様は、水着姿のアタシにだきついて甘えていた。
お客様は、迷子になったあと母親と再会した幼子の役でアタシに甘えていた。
「かあさん…わーん、わーん。」
「よしよし…かあさんに会いたかったのね…よしよし…」
それから20分後であった。
浴室にて…
（ジャアアアアアアアアアアアアアアアアア…）
男性客と100分間の時間を過ごしたアタシは、シャワーを浴びていた。
この時、高松市香西北町《たかまつこうざいきたまち》のラブホでゆうとさんに抱かれた時のことを思い出した。
今日のお客様も…
ゆうとさんと同じで、幼子のようにアタシのふくよかな乳房《むね》に甘えていたわ…
やだ…
アタシったら…
また変なことを…
考えていたのね…
アタシとゆうとさんは、香西北町《こうざいきたまち》の新興道路沿いにあるラブホを出たあと歩いてＪＲ高松駅へ向かった。
駅に到着したのは、朝５時に５分前であった。
ところ変わって、ＪＲ高松駅の予讃本線《よさんせん》のプラットホームにて…
ゆうとさんは、アタシに帰りの特急列車のチケットを渡した。
「これ、帰りの（特急の）チケットです。」
「ありがとう。」
「けいこさん。」
「なあに？」
「ぼく…けいこさんのことが好きになりました…女のはひとは…けいこさんだけと…訣《き》めた…けいこさん…好きです…大好きです…また…会いたいです!!」
ゆうとさんは、アタシに今の気持ちを伝えた。
アタシは、ゆうとさんにアタシのメアドを書いたメモを手渡した。
「これ、アタシのメアドよ…会いたくなったら、いつでもメールをしてね。」
「けいこさん。」
「松山《マッチャマ》に来たら、いつでも会えるわよ。」
「ありがとうございます。」
アタシは、ゆうとさんにあいさつをかわしたあと、始発の特急いしづち101号に乗り込んだ。
それから数分後、アタシが乗り込んだ特急列車が高松駅から出発した。
ゆうとさんは、列車が見えなくなるまで手をふってアタシを見送った。
（ピーッ、ゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトン…ゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトン…）
列車の自由席車両にて…
窓ぎわの席に座っているアタシは、昨夜《ゆうべ》ラブホで過ごした甘い時間に想いをはせた。
ゆうとさんは、シャワーを浴びに行こうとしたアタシの腕をつかんだあと、強引にベッドへ寝かせた。
ゆうとさんは、アタシを無理やりベッドに寝かせたあと激しいキスをした…
その後、アタシの衣服と下着を無理やり脱がして全裸《はだか》にした。
ゆうとさんは、全裸《はだか》のアタシに抱きついたあとアタシのふくよかな乳房《むね》で甘えていた。
聖母《せいぼ》になったアタシは、『よしよし…』と言いながら甘い吐息をもらした。
この時、アタシは16歳の時を思い出した。
アタシは、一人ぼっちで赤ちゃんを出産した。
「オギャー!!オギャー!!オギャー!!オギャー!!」
あの子が…
オギャーと泣きながらアタシを呼んでいた…
あの時…
アタシが産んだ男の子の赤ちゃんにつけた命名《なまえ》は…
『ゆうと』…
もしかしたら…
ゆうとさんは…
アタシが16の時に別れたあの子？
アタシは、ゆうとさんへの想いを強めた…
同時に、赤ちゃんと引き裂かれた悲しい過去に苦しんだ…
好き…
大好き…
ゆうとさんを…
愛してる…
だけど…
ゆうとさんがアタシの実の息子だと知ったら…
どうしよう…
アタシが特急列車《れっしゃ》に乗っていた頃であった。
ゆうとさんは、高松市円座町《しないえんざちょう》の家に朝帰《きたく》した。
ところ変わって、家の大広間にて…
ゆうとさんは、両親と兄夫婦の家族(夫婦と５歳の長女)とシングルのお姉さんと一緒に暮らしていた。
７人家族が食事をしているダイニングのテーブルには、白ごはんと白みそのお汁(おつい)とアジの開きときんぴらごぼうとたくあん漬けが並んでいた。
ゆうとさんの家の食事を作るのは、兄嫁さんであった。
「ごちそうさまでした。」
先に食事を終えたのは、兄夫婦である。
ゆうとさんのお兄さまはガソリンスタンドの店長さん、兄嫁さんはマルヨシセンター(スーパーストア)でパートさん…の共稼ぎ夫婦である。
兄夫婦は、長女を保育園に送った後それぞれの職場に出勤する。
兄夫婦の家族が出発した後、食卓に残っていたのはゆうとさんと両親とシングルのお姉さんであった。
ゆうとさんの父親は、シングルのお姉さんにあつかましい声で言うた。
「亜寿紗《あずさ》!!いつになったら先方さんに（お見合いの）返事をするのだ!!」
「またその話しぃ？…もうカンベンしてよぅ。」
「コラ!!親に対してなんてことを言うのだ!!」
「悪かったわね!!」
「亜寿紗《あずさ》!!おとーさんとおかーさんは急いでいるんだぞ!!」
「おとーさんとおかーさんは、なんで急いでいるのよ!?」
たまりかねたお母さまは、シングルのお姉さんに困った声で言うた。
「亜寿紗《あずさ》!!お父さんとお母さんは花嫁衣裳《はなよめいしょう》を着ている亜寿紗《あずさ》が見たいのよ!!」
「アタシが花嫁衣裳《はなよめいしょう》を着ている姿が見たいって、どういうことよ!?」
「それは、お父さんとお母さんの夢なのよ!!」
「お父さんとお母さんの夢は、それしかないのね!!…さみしいわね…それと、この前のお見合いの返事だけど…相手がマザコン男であることを理由におことわりするから…アタシだって、その気になればなーんでもできるわよ!!…フン!!」
「亜寿紗《あずさ》!!」
両親とシングルのお姉さんが言い争いをしていたのを聞いたゆうとさんは、イスから立ち上がったあと平手打ちでバーンとテーブルをたたいてイカクしたあと食卓から立ち去った。
ゆうとさんは、家を出たあと国道32号線の成合大橋の付近にあるマクドへバイトに行った。
ゆうとさんは、外でバイトをすることが中心の生活を送っていたので、家族と一緒に過ごす時間は１秒もなかった。
ゆうとさんは、朝の９時から明け方の４時までバイトをしていた。
ゆうとさんは、マクドの他にも居酒屋さんのチュウボウで皿洗いやガソリンスタンドで洗車など…４～５のバイトを掛け持ちしていた。
両親とシングルのお姉さんが怒鳴り合うことがばかりが続くから、家にいるのはイヤだ…
そんな中で、家族が仲良く暮らして行くのはできない…
ゆうとさんの気持ちは、日増しにすさんでいた。
その夜のことであった。
ゆうとさんは、菊池寛通《きくちかんどお》りにある居酒屋さんのチュウボウで皿洗いをしていた。
ゆうとさんは、ぼんやりとした表情を浮かべていた。
店のチーフは、ぼんやりしているゆうとさんに対して『おい!!しっかりとすみずみまで洗え!!』と怒鳴りつけた。
この日、ゆうとさんは思うように働くことができなかった。
ゆうとさんが居酒屋さんのチュウボウで皿洗いをしていた頃であった。
アタシは、松山市内にあるデリヘル店で働いていた。
アタシがフーゾクで働くようになったのは、ダンナの出向が決まった翌日からであった。
ダンナのお給料が減少したので、専業主婦をやめてフーゾクで働き始めた。
アタシがデリヘル店へ行く時間は、ダンナが勤務中の時であった。
しかし、この最近ダンナが家を空ける時が多くなったのでデリヘル店に入り浸りになった。
デリヘル店の他にも、三番町のファッションクラブでも働いていた。
ふたつの店を掛け持ちして不足分を補っていた。
話しは変わって…
松山市平田町の旧道沿いにあるラブボにて…
この日は、ラブホで予約の30代後半の男性客の相手をしていた。
アタシが在籍しているデリヘル店は、老舗《しにせ》のデリヘル店のグループのイメージデリヘル店である。
ひらたく言えば、イメプレ専門のデリヘル店である。
アタシは、ネイビーのホルターネックの三角スイムブラとビキニのスイムショーツの水着姿でお客様の相手をしていた。
お客様は、水着姿のアタシにだきついて甘えていた。
お客様は、迷子になったあと母親と再会した幼子の役でアタシに甘えていた。
「かあさん…わーん、わーん。」
「よしよし…かあさんに会いたかったのね…よしよし…」
それから20分後であった。
浴室にて…
（ジャアアアアアアアアアアアアアアアアア…）
男性客と100分間の時間を過ごしたアタシは、シャワーを浴びていた。
この時、高松市香西北町《たかまつこうざいきたまち》のラブホでゆうとさんに抱かれた時のことを思い出した。
今日のお客様も…
ゆうとさんと同じで、幼子のようにアタシのふくよかな乳房《むね》に甘えていたわ…
やだ…
アタシったら…
また変なことを…
考えていたのね…
