散りゆく桜に願い事 うちのおらん世界で
初恋は野球馬鹿
初恋やった。
心臓がきゅってなって頭に血がのぼる。
身体中が熱くなって頬や耳に熱を持ったのがわかる。
初めてやった。
うちは意外とちょろいんかもしれん。
うちが所属する文学部は週に2回の活動で本の紹介や学校新聞のコラムを書いてる。
主に図書室で活動してて、最近はグランドが見渡せる窓際のカウンター席がお気に入り。
そこで見たんがあいつやった。
野球部のあいつは背が高くてうちの学年でもひときわ目立つ存在である。
存在だけは知っとったけど、いつもうるさいメンバーの中心におる「おちゃらけもん」みたいなイメージや。
やからかもしれん。
真っ白なユニホームがドロドロになっていく。
夕日に照らされて汗が光る。
いつもへらへら笑ってるあいつがとても楽しそうに笑ってる。
それだけ。
たったそれだけでうちがあいつを好きになるのは十分やった。
それから図書室からあいつを見るのが日課になった。
心臓がきゅってなって頭に血がのぼる。
身体中が熱くなって頬や耳に熱を持ったのがわかる。
初めてやった。
うちは意外とちょろいんかもしれん。
うちが所属する文学部は週に2回の活動で本の紹介や学校新聞のコラムを書いてる。
主に図書室で活動してて、最近はグランドが見渡せる窓際のカウンター席がお気に入り。
そこで見たんがあいつやった。
野球部のあいつは背が高くてうちの学年でもひときわ目立つ存在である。
存在だけは知っとったけど、いつもうるさいメンバーの中心におる「おちゃらけもん」みたいなイメージや。
やからかもしれん。
真っ白なユニホームがドロドロになっていく。
夕日に照らされて汗が光る。
いつもへらへら笑ってるあいつがとても楽しそうに笑ってる。
それだけ。
たったそれだけでうちがあいつを好きになるのは十分やった。
それから図書室からあいつを見るのが日課になった。