婚約破棄寸前の令嬢は、死んだ後に呼び戻される
「サラ、それなら気にしなくていい。僕は誰とも結婚してないし、ソフィア王妃が結婚したのは僕の弟だよ。王位を継いだのは、僕ではなく弟だ」
「ええ!?」
エドワード様が王位を継いでない? それならエドワード様は、今ここで何をしているのだろう?
「あの日の事から話したいから、座らないか?」
混乱して黙ってしまった私に、エドワード様は優雅にソファーを勧めてきた。あまりにも自然に勧めてくるので何も考えずにエドワード様の後をついてきたけど、私ソファーに座れるの? そういえば私の体はどうなってるの!? 慌てて自分自身の体を見てみると、半透明に透けていた。
「わ、私透けてます!」
「そうだね」
こっちはものすごく混乱しているのに、エドワード様はずっとニコニコして私を見ている。なんだか1人で慌ててるのが馬鹿みたいだけど、自分の体が透けているのだからしょうがない。
「それにしても、私透けているのに座れるのでしょうか?」
そう言って試しにソファーの背もたれに手を置いてみると、感触は無いが手がすり抜けることはなかった。どうやら座れそうだ。
「ええ!?」
エドワード様が王位を継いでない? それならエドワード様は、今ここで何をしているのだろう?
「あの日の事から話したいから、座らないか?」
混乱して黙ってしまった私に、エドワード様は優雅にソファーを勧めてきた。あまりにも自然に勧めてくるので何も考えずにエドワード様の後をついてきたけど、私ソファーに座れるの? そういえば私の体はどうなってるの!? 慌てて自分自身の体を見てみると、半透明に透けていた。
「わ、私透けてます!」
「そうだね」
こっちはものすごく混乱しているのに、エドワード様はずっとニコニコして私を見ている。なんだか1人で慌ててるのが馬鹿みたいだけど、自分の体が透けているのだからしょうがない。
「それにしても、私透けているのに座れるのでしょうか?」
そう言って試しにソファーの背もたれに手を置いてみると、感触は無いが手がすり抜けることはなかった。どうやら座れそうだ。