若旦那様の憂鬱
夕方になって私は着替えて出かける準備をする。
いろいろ迷ったけど、

かしこまり過ぎず程良いラフ感のある白のニットワンピースに落ち着いた。

雪用の黒のブーツを履いて出かける。

旅館に行ってタクシーを呼ぼうとしたのに、何故か家の前に停まっていて驚く。

聞くと一橋旅館から依頼があったと言う。

柊君が頼んでくれたんだと直感する。

ありがとうメールを入れておく。
忙しいのに、細かいとこまで気にかけてくれる事が嬉しい。

待ち合わせ10分前にホテルのラウンジに到着する。
< 124 / 336 >

この作品をシェア

pagetop