彼は『溺愛』という鎖に繋いだ彼女を公私ともに囲い込む【episode.1】
確かに、三橋部長をいずれ社長にすると言っていたし、氷室商事社長が約束をするとなればかなり違ってくるかもしれない。
「菜摘。君のご両親にはその後に挨拶でもいいかい?君の会社での今後を決めてからご報告したほうがいいだろう」
「ええ、その方がいいと思います」
私の左手をつかむと、薬指に大きなダイヤがはめられた。ピッタリだ。驚いて彼の顔を見た。
「どうして、ぴったりなの?サイズはどうして知っているの?」
「菜摘が寝ているとき測ったに決まってるだろう?さあ、すぐに帰ろう。菜摘をようやく公私ともに完全に僕のものに出来そうだ」
席を立つと、すぐに背中を押されて外にでた。
マンションに帰ると、先にシャワーを浴びてリビングでひとりぼんやりした。少し仕事があった彼は、家に戻るとパソコンに向かっていた。今さっき終わり、ようやくシャワーを浴びている。
異動の話を聞いたときは驚いたし、すぐに決まるかと思った。まさか彼がここまでして私を囲い込むとは本当に驚いた。
「菜摘。ぼんやりしてどうした?」
タオルで頭をふきながら、彼が入ってきた。
「菜摘。君のご両親にはその後に挨拶でもいいかい?君の会社での今後を決めてからご報告したほうがいいだろう」
「ええ、その方がいいと思います」
私の左手をつかむと、薬指に大きなダイヤがはめられた。ピッタリだ。驚いて彼の顔を見た。
「どうして、ぴったりなの?サイズはどうして知っているの?」
「菜摘が寝ているとき測ったに決まってるだろう?さあ、すぐに帰ろう。菜摘をようやく公私ともに完全に僕のものに出来そうだ」
席を立つと、すぐに背中を押されて外にでた。
マンションに帰ると、先にシャワーを浴びてリビングでひとりぼんやりした。少し仕事があった彼は、家に戻るとパソコンに向かっていた。今さっき終わり、ようやくシャワーを浴びている。
異動の話を聞いたときは驚いたし、すぐに決まるかと思った。まさか彼がここまでして私を囲い込むとは本当に驚いた。
「菜摘。ぼんやりしてどうした?」
タオルで頭をふきながら、彼が入ってきた。