彼は『溺愛』という鎖に繋いだ彼女を公私ともに囲い込む【episode.1】
「……ううん。展開が急すぎて、ついていけてないだけ」
水を飲んだ彼が、ソファーの隣に座ると肩を寄せてきた。
「菜摘は必ず俺と結婚させるって言ってあったよな。きっかけはどうあれ早いか遅いかの問題だ。そうだ、例の一人暮らしはなしだ。このまま住んでもいいし、将来を見据えて家を探してもいい。どうする?」
もう結婚が決まったかのように話すのはやめてほしい。まだご両親にご挨拶していない。お許しくださるかわからない。
私の顔色を見て何もかもわかってしまったのだろう、彼は私を抱き上げてベッドへ直行。
「さてと……。今日はプロポーズの夜だ。念入りにかわいがるから覚悟しろ」
ニヒルな笑みを浮かべて私を横たえる。深いキスから始まって、もう何も考えられない。
「愛してる、菜摘……」
「私も、愛してます……あ、あ……」
その日は外が明るくなるまで抱き合い、気を失うようにして眠った。
そしてまた目が覚めると彼に抱かれた。
ふたりにとって特別な夜となった。
水を飲んだ彼が、ソファーの隣に座ると肩を寄せてきた。
「菜摘は必ず俺と結婚させるって言ってあったよな。きっかけはどうあれ早いか遅いかの問題だ。そうだ、例の一人暮らしはなしだ。このまま住んでもいいし、将来を見据えて家を探してもいい。どうする?」
もう結婚が決まったかのように話すのはやめてほしい。まだご両親にご挨拶していない。お許しくださるかわからない。
私の顔色を見て何もかもわかってしまったのだろう、彼は私を抱き上げてベッドへ直行。
「さてと……。今日はプロポーズの夜だ。念入りにかわいがるから覚悟しろ」
ニヒルな笑みを浮かべて私を横たえる。深いキスから始まって、もう何も考えられない。
「愛してる、菜摘……」
「私も、愛してます……あ、あ……」
その日は外が明るくなるまで抱き合い、気を失うようにして眠った。
そしてまた目が覚めると彼に抱かれた。
ふたりにとって特別な夜となった。