俺様弁護士は激愛を貫きとおす
「優羽、息が荒くなってる。可愛い……もっと乱れさせたい」
「昂希くん、シャワー浴びたい」
「一緒ならいいぞ」
 即返ってきた言葉に優羽は返事に詰まってしまった。

 シャワーは浴びたい。それはもうすごく。
 今も下着の中が濡れている気がするし、汗とかかいてしまっているから、流したいのだ。
 浴びないという選択肢は今ない……が一緒に、とは?

 城ヶ崎は優羽に向かってにっこりと笑いかけているけれど、優羽には分かる。
 ──これって絶対譲ってくれないやつよね?
 
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