俺様弁護士は激愛を貫きとおす
 逃れたい。でももっとされたいようにも思う。
「恥ずかしくって、おかしくなりそうでや……」
「なんだ、それはいいんだろう。いい、って言ってみな?」

 一旦下肢から離れた城ヶ崎が優羽の訴えを聞いてくすくすと笑う。それが本当に嬉しそうで優羽はなんだか逆らえなくなってしまった。
 いい……?のかな?

「本当にいやなことはいやだと言っていい。でも恥ずかしいだけなら、それは俺に見せろよ。俺だけが見るならいいだろう?」

「いい、の?」
「恋人だぞ? いいに決まってる。ていうかむしろ見たいだろ、それは。言っておくけど、こんなもんじゃないからな。もっといろいろしたいんだからな」

「も、もっと!?」
 ──いろいろとは!?

「それはおいおいしてやろう。だから、いいって言ってみろよ。震え声のや……も可愛いけど、優羽の蕩けたいいって好きなんだよ。だから聞きたい」

 そんなふうに言われたら、すごく恥ずかしい。恥ずかしいけどいいって言ってもいいのかな、と思う。
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