俺様弁護士は激愛を貫きとおす
「優羽、後でな」
「うん」
 入口でお辞儀をして、会議室を出る優羽だ。


 最初は同窓会で同級生として再会しただけだと思っていた。
 城ヶ崎が脅すくらいにアプローチしてくれて始まった関係だけれど、今はこんなに好きにさせられてしまって、……本当に困る。
 姿を見るだけでどきどきして、温かい気持ちになるなんて……。
 
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