俺様弁護士は激愛を貫きとおす
「じゃあ、ここで我慢させた分はあとで家で返してもらおう。とりあえず、今軽くキスしたからチャージはできたからな。もう少し頑張って帰るよ」
そうなのだ。ちょっと忘れそうになっていたけれど、本当はこの事務所にカギを取りに来たのだ。城ヶ崎は自分のカバンの中からカギを出して優羽に渡す。
「全部ICになっているからかざすだけだぞ」
「エントランスと、エレベーターもよね?」
「そう。部屋のドアもな」
「うん。分かった。大丈夫!」
「それはスペアキーだから優羽にやる。自由に使えよ」
「あ……りがとう」
まさか部屋のカギを渡されるなんて思わなかった。大事なものをもらった気がして、嬉しくてつい顔が緩んでしまう。
「なあ、そんな顔見せないでくれる? 俺、一緒に帰りたくなっちゃうんだけど」
城ヶ崎の大事な仕事の邪魔はできない。
「あ、えっと、お仕事頑張って」
それから優羽は手のひらの中のカギをきゅっと握る。
「おうちで待ってるから」
「ん。優羽、ありがとうな」
こらえきれなかったように部屋を出る前にハグされて、頬にキスをされたのは、優羽にはとても幸せな気持ちになった。
そうなのだ。ちょっと忘れそうになっていたけれど、本当はこの事務所にカギを取りに来たのだ。城ヶ崎は自分のカバンの中からカギを出して優羽に渡す。
「全部ICになっているからかざすだけだぞ」
「エントランスと、エレベーターもよね?」
「そう。部屋のドアもな」
「うん。分かった。大丈夫!」
「それはスペアキーだから優羽にやる。自由に使えよ」
「あ……りがとう」
まさか部屋のカギを渡されるなんて思わなかった。大事なものをもらった気がして、嬉しくてつい顔が緩んでしまう。
「なあ、そんな顔見せないでくれる? 俺、一緒に帰りたくなっちゃうんだけど」
城ヶ崎の大事な仕事の邪魔はできない。
「あ、えっと、お仕事頑張って」
それから優羽は手のひらの中のカギをきゅっと握る。
「おうちで待ってるから」
「ん。優羽、ありがとうな」
こらえきれなかったように部屋を出る前にハグされて、頬にキスをされたのは、優羽にはとても幸せな気持ちになった。