俺様弁護士は激愛を貫きとおす
「興奮する、の?」
「する。触ってもいいぞ。勃ちすぎてガチガチだからな」

 触っても、いい?
 優羽はそっと手を伸ばしてソレをなでなで、としてみる。
「……っは」

 その時、城ヶ崎から低くて吐息を含んだ声が聞こえた。驚いたような顔で城ヶ崎が優羽を見ている。

「あの、触っていいって言ったから」
「言ったけど」

 本当に触ると思っていなかったんだろうか。
 優羽も自分にびっくりする。怖くて男性のアレには触ったことがない。

 なのに、城ヶ崎のは平気なのだ。それが城ヶ崎の一部だからかもしれない。

「きっと昂希くんだから大丈夫なんだと思うの。あのね、あったかくて硬かった」
「いつか口で可愛がってと言ったら引くか?」

 ふるふるっと優羽は首を横に振った。
 やったことはない。けど城ヶ崎のなら、いつかしてみたいかもしれない。

「触ってみてもいい?」
「構わない」
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