俺様弁護士は激愛を貫きとおす
「優羽も興奮してる? 俺のを触って感じてる優羽もいいな」

「言わな……いで」
「優羽、もう少し頑張ってみようか?」
 にやりと笑う城ヶ崎は絶対になにか企んでいる。

「こっちにおいで」
 ぐっと腰を掴まれて、優羽は下肢を引き寄せられる。それが城ヶ崎の大事なところを通過して、お腹も越えて、胸も越えた辺りで優羽はちょっと抵抗してみた。

「昂希くん、やだ……」
「優羽、もっと」
 このままでは顔を跨ぐことになってしまう。

「ね、本当に恥ずかしいよ」
「うん。知ってる。大丈夫、優羽。こういう体位はあるから」

 だ、大丈夫? 大丈夫ってその根拠は? いえ、大丈夫ではないんだけど。

 こんなに顔が熱くなれることがあるんだろうかと思うということはおそらく真っ赤なのだろうし、恥ずかしいところはもはや城ヶ崎の目前に、しかも自分から晒すような格好なのだ。

「お願い……や」
 優羽は声を震わせて城ヶ崎にお願いする。
「これでも?」
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