俺様弁護士は激愛を貫きとおす
 まるで自分から城ヶ崎の顔にその場所を差しだしているかのようなこの体勢は、倒錯的ですらあって、強引にされたはずなのにさせてもいるようで、優羽は複雑な感覚に囚われる。

 ふるふるっと内股が震えるのが分かった。
「あ……、も、だめ……だめっ……昂希くんっ、やぁっ……」

 こんなに感じるなんて恥ずかしいのに、半ば無理やりのように感じたことのない高みに連れていかれて、なんとか腰を降ろさないように必死で耐えるだけだった優羽は泣きそうだった。

 それに昂希が口で可愛がっていた場所からは、優羽が止めることのできない温かい愛液がいっぱい零れてしまっていたことも分かる。

 優羽が達したのを見て満足そうに城ヶ崎が口元を手で拭うのさえ、申し訳ない気持ちでいっぱいだ。
「ごめんね……」

「なにが?」
「だって、すごくいっぱいでちゃったから……」
 城ヶ崎はくすりと笑う。

「優羽からのご褒美だよ。その可愛い下着姿も恥ずかしいって耐えられなくて一緒懸命我慢しながら俺の上でたくさん零してイッちゃうのも。それに……まだまだだよ、優羽」
「え……?」
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