俺様弁護士は激愛を貫きとおす

20.責任はとってもらう

『二十日前後には帰れるように今調整中だ』
「分かった」
 十二月二十日前後ということはクリスマスには間に合いそうなのだな、と優羽は漠然と思う。

『その日はうちで待っていてくれたら嬉しいんだが』
 画面の向こうの城ヶ崎が緩く首を傾げた。
「うん。そうするね。また帰国の日にちが決まったら教えてくれる?」

『ああ』
 もちろん優羽だって直接出迎えてあげたいという気持ちがある。

 そして優羽は画面越しに城ヶ崎が瞬きする間も惜しむほどの勢いでじっと見られていることに気づいた。

「あ……の、すごくじっと見られててなんか照れるんだけど」

『ずっとメールでやり取りしていて、声が聞きたいって思ってたんだよ。でもせっかくだから、声だけじゃなくて姿も見たいって動画通話にしたんだけど……抱きしめたいよ、優羽』

 切なげな城ヶ崎の表情がとてもセクシーで優羽は胸がすごくきゅんとした。
「それは私も一緒」
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