太陽と月の恋
私の了承を得ないまま、剛くんは私の頭を両手で固定してきた。
全然問題ないのに口が勝手に「待って」と言う。
「むりー」と冗談めかしながら、そっと唇を重ねてきて、さっき飲んだばかりのわざとらしい人工的なイチゴ味が二人の口内を行き来する。
そこに言葉はないのに一回一回口付けるたびに「すきだよ」と言ってきてるようで、私の頭の中はいっぱいになる。
私の頭を抑える手も優しくて暖かくて、キスしてる間、私はこの目の前にいる剛くんが好きだと思った。
不意に剛くんが顔を少し離して私の目を見る。
「俺のこと好き?」
同じ年なのにどこか幼くて、たまに小学生みたいに思える。今もちょっと不安そうで、緊張してて、恥ずかしくて、その全てを隠したいが為のぎこちない笑顔を見せる。
「すきだよ」
私が答えると、やっと本当の笑顔に戻って、またキスを再開した。
「俺も好きー」「だいすきー」とキスしながら喋ってきた。
きっと私が想う以上に、剛くんは私のことが好きだ。
全然問題ないのに口が勝手に「待って」と言う。
「むりー」と冗談めかしながら、そっと唇を重ねてきて、さっき飲んだばかりのわざとらしい人工的なイチゴ味が二人の口内を行き来する。
そこに言葉はないのに一回一回口付けるたびに「すきだよ」と言ってきてるようで、私の頭の中はいっぱいになる。
私の頭を抑える手も優しくて暖かくて、キスしてる間、私はこの目の前にいる剛くんが好きだと思った。
不意に剛くんが顔を少し離して私の目を見る。
「俺のこと好き?」
同じ年なのにどこか幼くて、たまに小学生みたいに思える。今もちょっと不安そうで、緊張してて、恥ずかしくて、その全てを隠したいが為のぎこちない笑顔を見せる。
「すきだよ」
私が答えると、やっと本当の笑顔に戻って、またキスを再開した。
「俺も好きー」「だいすきー」とキスしながら喋ってきた。
きっと私が想う以上に、剛くんは私のことが好きだ。