君の答えを、教えて。
「#./_、お昼食べよ」

わたしにも、初めての友達ができました。

とはいってもこれは一体友達と言えるのか。

クラスの違うあの日の優月がわたしに声をかけるようになった。

彼女は彼女でクラスとあまり上手くいっていないらしい。

まあざっくり分けると同じ類に入るわけ。

そんな優月は唯一わたしの願望――死にたいという思い――を知っているが、まだ誰にも言っていないようだった。

バラさないでくれて良かった。

見つかったのが優月で良かったかもしれないな。

優月はわたしのことを話すような友達はいないみたいだから。

むしろそれで良かった。

失礼ながら、優月に友達がいなくて良かった。

「今行く」

お弁当を持って優月のほうに向かった。

   ⿴⿻⿸
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