君の答えを、教えて。
――と、なんだかんだでお昼ご飯の時間になっていた。

変わらず三人でお弁当を広げる。

いつ口を開こうか……。

ここは早々に終わらせたほうがいいのかもな。

「ねえ」

お昼ご飯で私から口を開くことは滅多にない。

でも今日は違うよ。

わたしがわたしじゃなくなっちゃったから。

ふたりに変えられたわたしだから。

「わたし、死にたい」

途端にふたりの顔が曇った。

知ってる、嫌なことくらい知ってるよ。

「死にたいの……っ」

ぽたぽたと涙が落ちる。

ここがわたしたち以外の誰もいなくて良かった。

「なんでっ」

優月が叫んだらしい。

わたしは大きく目を開いた。

優月が慌ただしく立ち上がって、手にぎゅっと力を込めていた。

「嫌だっ、死んじゃイヤっ……」

「わたしは……」

ごめんね、優月。

本当にごめんね……。

でもわたしには、これしかないんだよ。

だから許して、受け入れて。

「わたしは……死にたいのっ。わたしは死にたいんだよ……」

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