跡取りドクターの長い恋煩い
「でも、笑美里も俺が初恋だって」
「そう言ったのか? ならそうなんだろう。でもお前たちのミルキーチュー事件の当時、笑美里は小一で宗司は小三だったんだ。小一って言ったら幼稚園児と変わらん。記憶も曖昧だろう。そこにお前たちの温度差があるんだろうよ」
その通りだ。俺は鮮明に覚えているけれど、そこの2歳差は大きい。
それに、笑美里も同じようなことを言っていた。
「一つ言えるとしたら、思い出は思い出。今の宗司で勝負ってことだな。ま、頑張れ」
「……そうね。
宗司、あなたはちゃんと笑美里のためにスパダリ修行してきたんだから大丈夫よ。その調子で頑張りなさい」
「はい!」
よし! 今の俺で勝負だ!
「そう言ったのか? ならそうなんだろう。でもお前たちのミルキーチュー事件の当時、笑美里は小一で宗司は小三だったんだ。小一って言ったら幼稚園児と変わらん。記憶も曖昧だろう。そこにお前たちの温度差があるんだろうよ」
その通りだ。俺は鮮明に覚えているけれど、そこの2歳差は大きい。
それに、笑美里も同じようなことを言っていた。
「一つ言えるとしたら、思い出は思い出。今の宗司で勝負ってことだな。ま、頑張れ」
「……そうね。
宗司、あなたはちゃんと笑美里のためにスパダリ修行してきたんだから大丈夫よ。その調子で頑張りなさい」
「はい!」
よし! 今の俺で勝負だ!