跡取りドクターの長い恋煩い
「ま、宗司先生は聞いても問題ないし、きっとその彼女の気持ちにも気づいていないかも。
問題はその彼女の方よね?
宗司先生は自分のものだと思っているかもしれない。長年女っ気のなかった幼馴染に彼女が出来たと知ったらどう動くか……」
「う、うん……」
「笑美里はどうしたい?」
「え?」
「今は、リセット期間なのよね?
夕飯は一緒に食べる約束をしているけど、お付き合いしているわけじゃない。
言い換えれば、宗司先生は好きだと言ったのに保留にされているわけだから、幼馴染の女性を自室に招き入れても自由といえば自由だと思うの」
「それは……」
いやだ。やっぱり部屋に入れてほしくない。
あそこは、あの居心地のいい空間は私の居場所。
誰にも取られたくない。あの部屋に入れるのは私だけにしてほしい。
ああ、私って……。
「ね? ……もう答え出てるんじゃない?」
「……うん。私、宗司くんのこと……」
問題はその彼女の方よね?
宗司先生は自分のものだと思っているかもしれない。長年女っ気のなかった幼馴染に彼女が出来たと知ったらどう動くか……」
「う、うん……」
「笑美里はどうしたい?」
「え?」
「今は、リセット期間なのよね?
夕飯は一緒に食べる約束をしているけど、お付き合いしているわけじゃない。
言い換えれば、宗司先生は好きだと言ったのに保留にされているわけだから、幼馴染の女性を自室に招き入れても自由といえば自由だと思うの」
「それは……」
いやだ。やっぱり部屋に入れてほしくない。
あそこは、あの居心地のいい空間は私の居場所。
誰にも取られたくない。あの部屋に入れるのは私だけにしてほしい。
ああ、私って……。
「ね? ……もう答え出てるんじゃない?」
「……うん。私、宗司くんのこと……」