跡取りドクターの長い恋煩い
「宗司! まだあるでしょう!」
突然、瞳ちゃんが突っ込みをいれてきた。
「あ! そうだった!」
宗司くんがおもむろにジャケットに手を突っ込み、何かを取り出した。
それは小さな水色のケースだった。
この色は誰でも知っているあの有名宝飾店のものだ。
その箱をパカっと開けると、中にはキラキラと光るダイヤモンドの指輪が入っていた。
「そ、宗司くん」
「受け取ってください。……はめてもいい?」
「……うん」
そのキラキラ光る指輪はとっても私好みで、サイズも測ったようにピッタリだった。
これは瞳ちゃんのおかげだろうな。
いや、そもそもこの公開プロポーズの全ては、私たちの想いが通じ合ったことの報告を受けて仕組まれたことなんだろうけど。
でも、すっごく嬉しい!
「……ありがとう。ダイヤ、キラキラしてる。綺麗……。大切にするね?」
「俺も、笑美里を大切にする。幸せになろう!」
そう言って、家族が見ている前で思いっきり抱きしめられた。
さすがに恥ずかしかったけど、母親たちは涙ぐみながら拍手をしてくれたので、良しとすることにした。
突然、瞳ちゃんが突っ込みをいれてきた。
「あ! そうだった!」
宗司くんがおもむろにジャケットに手を突っ込み、何かを取り出した。
それは小さな水色のケースだった。
この色は誰でも知っているあの有名宝飾店のものだ。
その箱をパカっと開けると、中にはキラキラと光るダイヤモンドの指輪が入っていた。
「そ、宗司くん」
「受け取ってください。……はめてもいい?」
「……うん」
そのキラキラ光る指輪はとっても私好みで、サイズも測ったようにピッタリだった。
これは瞳ちゃんのおかげだろうな。
いや、そもそもこの公開プロポーズの全ては、私たちの想いが通じ合ったことの報告を受けて仕組まれたことなんだろうけど。
でも、すっごく嬉しい!
「……ありがとう。ダイヤ、キラキラしてる。綺麗……。大切にするね?」
「俺も、笑美里を大切にする。幸せになろう!」
そう言って、家族が見ている前で思いっきり抱きしめられた。
さすがに恥ずかしかったけど、母親たちは涙ぐみながら拍手をしてくれたので、良しとすることにした。