独占愛~冷酷御曹司の甘い誘惑
「……朝霞さんから、話を聞いたの」
「里帆に?」
私を抱きしめたまま問い返され、うなずく。
そして朝霞さんとの長い会話をかいつまんで伝えた。
もちろん彼の過去も、朝霞さんが見てきた瑛さんの姿、思いを話した。
「ずっと不安だったの。私を好きだと言ってくれたけど、朝霞さんの二番手なんじゃないかって。私は邪魔もので赤ちゃんだけが必要なんじゃって……」
「まさか、そんなわけない!」
声を荒げて即座に否定され、嬉しくて泣きたくなった。
「……俺のせいだな、悪かった。里帆との計画を話していなかった後ろめたさと知られて軽蔑されるのが怖くて、里帆と彩萌の接触を避けたんだ。彩萌が勘違いをして、不安になっているなんて思いもしなかった」
「あんなに頑なに話してくれなかったら、疑うわ」
「本当に悪かった。マスコミも騒いでいたし、これ以上巻き込みたくなかった」
「それなら、ひと言話してほしかった」
ほんの少し咎めたような口調で告げると、彼が困ったように眦を下げた。
「そうだな、今後はすべて話すと約束する」
「私も邪推ばかりせずに、正直に尋ねればよかった……ごめんなさい」
「お前は悪くない」
そう言って、私のこめかみにキスを落とす。
「里帆に?」
私を抱きしめたまま問い返され、うなずく。
そして朝霞さんとの長い会話をかいつまんで伝えた。
もちろん彼の過去も、朝霞さんが見てきた瑛さんの姿、思いを話した。
「ずっと不安だったの。私を好きだと言ってくれたけど、朝霞さんの二番手なんじゃないかって。私は邪魔もので赤ちゃんだけが必要なんじゃって……」
「まさか、そんなわけない!」
声を荒げて即座に否定され、嬉しくて泣きたくなった。
「……俺のせいだな、悪かった。里帆との計画を話していなかった後ろめたさと知られて軽蔑されるのが怖くて、里帆と彩萌の接触を避けたんだ。彩萌が勘違いをして、不安になっているなんて思いもしなかった」
「あんなに頑なに話してくれなかったら、疑うわ」
「本当に悪かった。マスコミも騒いでいたし、これ以上巻き込みたくなかった」
「それなら、ひと言話してほしかった」
ほんの少し咎めたような口調で告げると、彼が困ったように眦を下げた。
「そうだな、今後はすべて話すと約束する」
「私も邪推ばかりせずに、正直に尋ねればよかった……ごめんなさい」
「お前は悪くない」
そう言って、私のこめかみにキスを落とす。