独占愛~冷酷御曹司の甘い誘惑
私の弱い部分をすでに把握している彼は、容赦なく攻め立ててくる。
「あ……っ」
太ももの内側に唇を落とし、長い指で体の中心に触れてくる。
耳に大きく響く水音が、さらに体を火照らせる。
「本気で……抱き潰したい」
物騒な声が聞こえた瞬間、膝裏を持ち上げられ奥まで貫かれる。
体中に強烈な刺激が駆け巡り、呼吸が止まった気がした。
つま先が無意識に丸まり、すがるように彼の腕を掴む。
何度も繰り返される律動に、むずかるような声を上げると、あやすようなキスが降ってきた。
思いのほか優しい仕草に、胸が切なく疼く。
「彩萌、俺を感じろ……俺だけを……っ」
絞り出すような声が耳に届いた瞬間、目の前がパンッと弾けた気がした。
喉の渇きを覚え目が覚めると、まだ周囲は薄暗かった。
「今……何時……?」
声の掠れ具合に驚きつつ身じろぎすると、以前のように裸の瑛さんに背中から抱きすくめられていた。
「……まだ、夜明け前だから寝てろ……」
意外にも返答され、さらにきつく抱き込まれる。
「瑛さん……?」
強い力に抜け出すのを早々にあきらめ、体に巻きつく長い腕に触れる。
よく知らない、勝手気ままな婚約者。
それなのに……この人の体温を心地よいと感じる。
睦言も全部契約上のものだから、信じてはいけないとわかっているのに。
ねえ、なぜ抱きしめて眠るの?
なにかを期待しそうになる自分を戒めるようにきつく瞼を閉じた。
「あ……っ」
太ももの内側に唇を落とし、長い指で体の中心に触れてくる。
耳に大きく響く水音が、さらに体を火照らせる。
「本気で……抱き潰したい」
物騒な声が聞こえた瞬間、膝裏を持ち上げられ奥まで貫かれる。
体中に強烈な刺激が駆け巡り、呼吸が止まった気がした。
つま先が無意識に丸まり、すがるように彼の腕を掴む。
何度も繰り返される律動に、むずかるような声を上げると、あやすようなキスが降ってきた。
思いのほか優しい仕草に、胸が切なく疼く。
「彩萌、俺を感じろ……俺だけを……っ」
絞り出すような声が耳に届いた瞬間、目の前がパンッと弾けた気がした。
喉の渇きを覚え目が覚めると、まだ周囲は薄暗かった。
「今……何時……?」
声の掠れ具合に驚きつつ身じろぎすると、以前のように裸の瑛さんに背中から抱きすくめられていた。
「……まだ、夜明け前だから寝てろ……」
意外にも返答され、さらにきつく抱き込まれる。
「瑛さん……?」
強い力に抜け出すのを早々にあきらめ、体に巻きつく長い腕に触れる。
よく知らない、勝手気ままな婚約者。
それなのに……この人の体温を心地よいと感じる。
睦言も全部契約上のものだから、信じてはいけないとわかっているのに。
ねえ、なぜ抱きしめて眠るの?
なにかを期待しそうになる自分を戒めるようにきつく瞼を閉じた。