【砂の城】インド未来幻想
[註1]カースト制度:ヴァルナ・ジャーティ制度とも云う。このヴァルナ(種姓)がいわゆる基本的な四つの分類で、上からバラモン(僧侶・司祭)・クシャトリヤ(王族・騎士)・ヴァイシャ(市民・商人)・シュードラ(労働者・農民)とされる身分制度だが、現代ではそちらよりも、生まれながらの職業を示したジャーティが機能している。この作品は遠い未来が舞台で「時代は繰り返される」との考えから、ヴァルナが主体となった世界としています。


[註2]不可触民:(註1)のヴァルナにも属せない最下層の身分。アウト・カースト、アチュート、アンタッチャブル、ハリジャン(神の子)などとも呼ばれるが、現代では全てほぼ差別用語と化している。此処では不可触民自身が好む呼称『ダリット』(「壊された民」という意味)を使用しています。


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