私の人生を変えてくれた人 2

「嫌です…」

「お願い…!」

「……抱きしめてくれたまま話してくれるなら考えます…」

「それくらい全然いいよ!
 てか俺も離したくないもん!」

そして少しだけ抱きしめる力を強めた

岩本は俺の胸に顔を埋めている

まじでかわいい…!
絶対離さない…!

「岩本、話していい?」

「はい…」

「ありがとな
 先週…話してたこと覚えてる…?」

「……少しだけ…」

「そっか…
 あの時…俺がお前の言葉を遮った時…
 何て言おうとしたか覚えてる…?」
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